南阿蘇コーヒー旅ガイド|農園と、その周りの寄り道
熊本市内から車で1時間半。南阿蘇でコーヒーの木のオーナーになり、1年通って分かった農園のこと、飲める国産コーヒー、そして帰りに寄る温泉やソフトクリームをまとめました。
熊本市内の自宅から、車でおよそ1時間強。渋滞があっても1時間半ほどで、南阿蘇に着きます。
私がこの土地に通うようになったのは、後藤コーヒーファームでコーヒーの木のオーナーになったことがきっかけでした。それまでは年に数回訪れる観光地でしたが、今では自分の木の様子を見に、季節ごとに足を運ぶ場所になっています。
通ううちに気づいたのは、南阿蘇は「コーヒーの木を見に行くだけ」で終わらない土地だということでした。自然が豊かで、食べ物がおいしく、そして温泉が多い。
この記事では、これまでに書いてきた南阿蘇の記録を一つにまとめました。コーヒーの木のオーナーとして通っている私が、農園と、その行き帰りに寄っている場所を紹介します。
なぜ南阿蘇でコーヒーが育つのか
コーヒーの栽培といえば、赤道付近の「コーヒーベルト」が一般的です。熊本でコーヒーが育つと聞いて、最初は不思議に思いました。
後藤コーヒーファームで聞いた話では、南阿蘇でコーヒーが育つ理由はいくつかあります。
まず、栽培はハウスの中で行われ、温度を管理していること。冬場は暖房を使います。
そして、南阿蘇は標高が高く、寒暖差があること。この寒暖差が、コーヒーのおいしさに適しているのだそうです。夏場も、平地ほど暑くなりすぎません。
さらに、阿蘇は水が豊富な土地でもあります。
温度管理という人の手と、標高・寒暖差・水という土地の条件。その組み合わせで、熊本のコーヒー栽培が成り立っているようです。
農園そのものについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
コーヒーの木のオーナーになる
後藤コーヒーファームには、コーヒーの木のオーナー制度があります。私はこの制度で2本の木を持っています。
はじまりは、自分の木を選ぶところからでした。
→ コーヒーの木オーナーになった経緯とオーナーツリー選定の日
その後は、季節ごとに木の様子を見に行っています。6月には白い花が咲き、夏にはチェリーが少しずつ育っていきました。
→ コーヒーの花が咲いた → 南阿蘇でコーヒーを育てる|8月、一か月で大きくなったチェリー
自分の木があると、訪問のたびに変化が分かります。同じ農園でも、行くたびに見えるものが違う。これはオーナーにならなければ体験できなかったことでした。
南阿蘇で飲める国産コーヒー
南阿蘇では、実際に阿蘇で育ったコーヒーを飲むことができます。
地獄温泉 青風荘の敷地内にある H_NNTO COFFEE では、100%阿蘇珈琲が提供されています。日本産のコーヒーは流通量が非常に少なく、飲む機会そのものが多くありません。
→ 南阿蘇で100%阿蘇珈琲を飲んでみた|H_NNTO COFFEEと地獄温泉 青風荘
また、阿蘇珈琲を購入して自宅で淹れた記録もあります。
農園の帰りに寄る温泉
南阿蘇は温泉が豊富です。農園を訪れた後、私はよく温泉に寄ってから熊本市内へ帰ります。
これまでに入った3か所は、それぞれ性格がかなり違いました。
地獄温泉 青風荘|湯治場の雰囲気
3つの中で、もっとも湯治場らしい雰囲気があります。専用の湯浴み着を着て入る混浴の露天風呂があり、お湯は硫黄泉の白い濁り湯。3つの中ではもっとも濁りが強く、泉質の良さを感じる温泉です。
農園からは車で10分ちょっと。ただし、多少細い山道を行くことになります。
日帰り入浴は10:00〜17:00(最終受付15:00)で、3つの中では受付終了がもっとも早いため、午前中から日中に訪れるのが向いています。
→ H_NNTO COFFEEと地獄温泉 青風荘の日帰り温泉
垂玉温泉 瀧日和|山あいの静けさ
泉質が良く、山あいの静けさがある、秘湯系の日帰り温泉です。青風荘と同じく、多少細い山道を行きます。農園からは車で10分ちょっと。
受付は18時まで、営業は19時終了。青風荘より少し遅くまで入れるので、午前中に農園を訪れた日でも、14時頃に訪れた日でも、帰りに寄ることができました。
木の香湯|アクセスしやすく、遅くまで
この3つの中では大衆浴場に近い雰囲気ですが、新しく、源泉かけ流しの浴槽もあります。
いちばんの違いはアクセスです。細い山道を行く必要がなく、農園からもっとも近い。営業は7:00〜22:00(最終受付21:30)で、3つの中で営業時間が最も長いため、夕方に農園を訪れた日でも寄れます。
3つの使い分け
| 農園から | 山道 | 受付終了 | 性格 | |
|---|---|---|---|---|
| 地獄温泉 青風荘 | 車10分ちょっと | 多少細い | 15:00 | 湯治場・白濁の硫黄泉(混浴/湯浴み着) |
| 垂玉温泉 瀧日和 | 車10分ちょっと | 多少細い | 18:00 | 秘湯系・山あいの静けさ |
| 木の香湯 | いちばん近い | なし | 21:30 | 新しい・アクセスしやすい |
3か所とも子連れで利用できます。
実際に私が回った組み合わせは、こんな形でした。
- 農園を夕方に訪問 → 木の香湯 → 熊本市内へ
- 農園を午前中に訪問 → 垂玉温泉 瀧日和 → 熊本市内へ
- 農園を14時頃に訪問 → 垂玉温泉 瀧日和 → 熊本市内へ
農園を訪れる時間帯によって、寄れる温泉が変わります。夕方になるなら木の香湯、午前や昼過ぎなら垂玉温泉か青風荘、という選び方をしています。
甘いものなら、新阿蘇大橋のkibaco
温泉のほかに、農園へ向かう途中の寄り道として気に入っているのが、新阿蘇大橋を渡ってすぐの展望所「ヨ・ミュール」にある kibaco です。
南阿蘇自然派ソフトの2号店で、朝9時から営業しています。農園に向かう前の朝でも寄れるのが便利でした。
まとめ|コーヒーの木を見に行く、その前後
南阿蘇に通うようになって感じるのは、この土地が自然豊かで、食べ物がおいしく、温泉も多いということです。しかも熊本市内から車で1時間半ほどで、比較的行きやすい。
コーヒーの木のオーナーになってから、私にとって南阿蘇は「観光に行く場所」から「自分の木を見に行く場所」に変わりました。そして、その行き帰りに温泉やソフトクリームに寄るのが、いつのまにか定番になっています。
もし南阿蘇を訪れる機会があれば、日本ではなかなか飲めない100%阿蘇珈琲と、山あいの温泉をあわせて楽しんでみてください。
※各施設の営業時間・定休日・料金は変更される場合があります。訪問前に最新情報をご確認ください。