南阿蘇・垂玉温泉 瀧日和|後藤コーヒーファームの後に訪れたい山あいの源泉かけ流し温泉
南阿蘇の後藤コーヒーファームで教えてもらった垂玉温泉 瀧日和を日帰り入浴レビュー。山道の先に立ち上る湯けむり、加水・加温なしの源泉かけ流し「燈の湯」、タマカフェでのランチやコーヒー、夏と秋で表情が変わる景色までレポートします。
目次
南阿蘇の後藤コーヒーファームを訪れた際、後藤さんに「泉質がいいですよ」と教えていただいた温泉があります。
それが、南阿蘇の山あいにある**垂玉温泉 瀧日和(たるたまおんせん たきびより)**です。
農園から車で10〜15分ほど。少し山道を登った先にあり、コーヒーの木を見たあとに立ち寄るにはちょうどいい距離です。
昨年の秋に初めて訪れ、この8月にも再び足を運びました。
山の中で立ち上る湯けむり、ゆっくり浸かれる源泉かけ流しのお湯、そして秋には色づく木々。
南阿蘇を訪れたとき、また立ち寄りたいと思える温泉のひとつになりました。
※営業時間・料金・休館日は変更される場合があります。訪問前に公式サイトまたはInstagramで最新情報をご確認ください。
後藤コーヒーファームで教えてもらった南阿蘇の温泉
垂玉温泉を知ったきっかけは、南阿蘇でコーヒーを育てている後藤コーヒーファームでした。
農園を訪れた際、後藤さんに南阿蘇周辺でおすすめの温泉を尋ねたところ、教えていただいたのが垂玉温泉です。特に「泉質がいい」とのこと。
農園からも近いので、8月の訪問を終えたあと、そのまま向かってみることにしました。
南阿蘇でコーヒーの木を見て、その後に山の温泉へ向かう。この流れは、思っていた以上に自然で、南阿蘇らしい半日になりました。
山道を登り、湯けむりの立つ垂玉温泉へ

農園から垂玉温泉までは、車で10〜15分ほどでした。国道から山側へ入り、しばらく細い山道を登っていきます。
垂玉温泉に近づいてくると、温泉地らしい硫黄を思わせる香りを感じました。そして敷地に入ると、目に入ってきたのが山の中に立ち上る白い湯けむり。「温泉に来た」と感じさせてくれる風景です。

車で向かう場合は、国道325号線から村道へ入り、山道を約10分登るルートが正式なアクセスルートです。阿蘇山上・草千里方面からGoogle Mapsなどが案内するルートは、道幅が狭く通行が困難な場合があるため、公式サイトでは国道325号線側からのアクセスが案内されています。
初めて訪れる場合は、出発前に公式サイトのアクセス案内を確認しておくと安心です。
夏でも少し涼しい、南阿蘇の山あい
この日、阿蘇周辺の最高気温は29℃ほどでした。後藤さんによると、垂玉温泉付近は農園周辺より2〜3℃ほど気温が低いとのこと。
実際、到着したときに車の温度計を見ると27℃。山の中ということもあり、車を降りた瞬間にも少し涼しく感じました。
真夏の温泉というと「入浴後にまた汗をかきそう」というイメージもありますが、ここでは周囲の涼しさもあって、夏でも比較的心地よく過ごせました。
週末の12時頃、比較的静かな時間に訪問

訪れたのは週末でしたが、できるだけ混雑を避けたかったので、昼食の時間と重なりそうな12時頃を狙いました。
到着すると、駐車場には車が数台。思っていた以上に静かでした。
受付のある建物は木を基調とした落ち着いた雰囲気で、大きな窓の向こうには南阿蘇の緑が広がっています。施設の案内では、瀧日和は「南阿蘇の日帰り温泉」と紹介されています。所在地は熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2331です。

受付を済ませ、敷地内の坂道を下って大浴場へ向かいます。大浴場や貸切湯までは階段や坂道での移動になります。この高低差のある敷地も、垂玉温泉らしい風景のひとつです。
源泉かけ流しのやさしいお湯
垂玉温泉の大浴場は、**「燈(ともしび)の湯」**と名付けられています。
泉質は刺激の少ない単純温泉。中性でやわらかく、肌あたりは穏やかと紹介されています。また、源泉かけ流しで加水・加温は行わず、温度の異なるいくつかの源泉をブレンドして、湯温はおよそ41℃前後に調整されているそうです。
私が入ったときも、熱すぎるという印象はありませんでした。温泉に入ってすぐ出るというより、湯の中でゆっくり過ごしたくなる温度です。
お湯は、私にはわずかに濁りがあり、薄い黄色を帯びているように見えました。強い刺激を感じるタイプではありませんが、ゆっくり湯につかっていると、とても気持ちのいいお湯でした。後藤さんが「泉質がいい」と話されていたのを思い出します。
内湯、露天風呂、サウナ、湧水風呂
大浴場には内湯のほか、露天風呂、サウナ、湧水を使った水風呂があります。
浴場内や脱衣所でのスマートフォン使用・撮影は公式に禁止されているため、この記事では浴場内の写真は掲載していません。
露天風呂は男女で造りが異なり、男湯には寝湯と岩風呂、女湯には立ち湯と陶器風呂が設けられています。山と谷に囲まれた立地なので、露天風呂では建物の中とはまた違った空気を感じられます。
サウナに入り、湧水風呂へ入り、再び温泉へ。あるいは、何もせずに源泉かけ流しのお湯にゆっくり浸かる。私は後者の過ごし方が気に入りました。夏にもかかわらず長く湯につかっていられたことが、特に印象に残っています。
なお、大浴場のほかに貸切湯(3室)もあり、今回は利用しませんでしたが、家族やグループでゆっくり過ごしたい場合の選択肢になりそうです。
湯上がりにはタマカフェでランチやコーヒーも
受付棟には**「タマカフェ」**があります。私が訪れたときには、ランチや甘味、ドリンクなどが案内されていました。




タマカフェでは、地元の有機野菜と卵を中心に使った蒸し釜ランチのほか、垂玉の湧水で淹れたコーヒーや季節のドリンクが用意されています。営業時間は、蒸し釜ランチが11:00〜14:00、ドリンクなどが11:00〜16:00です。
今回は温泉が目的だったため食事はしませんでしたが、次回は温泉とランチを組み合わせて、ここでもう少しゆっくり過ごしてみたいと思っています。特に「垂玉の湧水で淹れたコーヒー」は、コーヒー農園を訪れた後の流れとしても気になるところです。
南阿蘇のコーヒー農園を訪ね、山あいの温泉に入り、湧水で淹れたコーヒーで休む。そんな過ごし方ができれば、この場所らしい一日になりそうです。
初めて訪れた昨年の秋は、景色がまったく違っていた
実は、垂玉温泉を初めて訪れたのは昨年の秋のことでした。
夏には深い緑に包まれていた山が、秋になると少しずつ赤や黄色に変わります。

特に印象的だったのが、湯けむりと紅葉が重なる風景でした。

白い蒸気の向こうに赤く色づいた木々が見え、夏とはまったく違った表情になります。

夏の垂玉温泉は、緑の中で涼しさを感じながら入れる温泉。秋の垂玉温泉は、紅葉と湯けむりを楽しめる温泉。同じ場所でも、季節によって印象が大きく変わるのが魅力です。
垂玉温泉 瀧日和 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 垂玉温泉 瀧日和(たるたまおんせん たきびより) |
| 住所 | 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2331 |
| 電話番号 | 0967-67-0006 |
| 大浴場営業時間 | 10:00〜19:00(最終受付18:00) |
| 大浴場料金 | 通常期:大人1,000円/特日期間:大人1,200円 |
| 貸切湯 | 3室(彩り・想い・新た)/営業時間10:00〜18:00・予約不可、来順案内 ※料金など詳細は公式サイトをご確認ください |
| 定休日 | 毎週水曜日、第2・第4木曜日 ※その他、施設メンテナンス等による店休日あり |
| タマカフェ | 蒸し釜ランチ:11:00〜14:00/ドリンクなど:11:00〜16:00 |
| 公式サイト | https://tarutama.jp/ |
| 公式Instagram | @tarutama_onsen_takibiyori |
※GW、お盆、紅葉シーズン、年末年始、3連休などは特日期間となる場合があります。 ※上記は記事作成時点の情報です。営業日・料金・受付時間などは変更される場合があるため、訪問前に公式サイトまたはInstagramをご確認ください。
まとめ|南阿蘇でゆっくり温泉に入りたい日に
後藤さんに教えてもらったことをきっかけに訪れた、垂玉温泉 瀧日和。
山道を登るにつれて感じる温泉地の香り。谷あいに立ち上る白い湯けむり。熱すぎず、夏でもゆっくり浸かることのできた源泉かけ流しのお湯。そして、秋には紅葉に包まれる景色。
観光地を次々と巡るというより、南阿蘇で少し時間をゆっくり使いたい日に似合う場所だと思います。コーヒー農園を訪れる予定があるなら、その後の立ち寄り先として垂玉温泉まで足を延ばしてみるのもおすすめです。
南阿蘇では、後藤コーヒーファームや垂玉温泉のほかにも、新阿蘇大橋展望所のkibacoでソフトクリームを楽しむなど、立ち寄れる場所がいくつもあります。
また、以前記事にした地獄温泉 青風荘も、垂玉温泉からGoogleマップ上で車1分・徒歩6分ほどの、すぐ近くの立地です。同じ南阿蘇の山あいエリアで、あわせて2つの温泉を巡ってみるのも面白いかもしれません。
私もまた季節を変えて訪れてみたいと思っています。