自家焙煎コーヒーをギフトに|COE受賞ゲイシャで作るオリジナルパッケージ「山のこころ」

自家焙煎コーヒーをギフトに|COE受賞ゲイシャで作るオリジナルパッケージ「山のこころ」

COE受賞コスタリカ・ドン・ホアキン農園のゲイシャ種を自家焙煎し、ダイソーのラベルシールと家庭用プリンターでオリジナルパッケージ「山のこころ」を制作。ギフトに贈るまでの全工程を記録。


この記事でわかること

  • COE(カップ・オブ・エクセレンス)受賞豆とは何か
  • コスタリカ・ドン・ホアキン農園のゲイシャ種生豆の特徴
  • KAKACOOを使ったハイロースト焙煎の手順と記録
  • ダイソーのラベルシール+家庭用プリンターでオリジナルパッケージを作る方法
  • 自家焙煎コーヒーをギフトとして贈るアイデア

市販品のようなオリジナルコーヒーパッケージを、自宅でも作ることができます。今回は友人へのお土産に、せっかくなら特別な豆を使いたいと思い、COE受賞歴を持つコスタリカ・ドン・ホアキン農園のゲイシャ種を使い、焙煎からパッケージ制作まで行いました。「山のこころ」という名前のオリジナルコーヒーとして仕上げました。

使用した生豆について

コスタリカ COEドン・ホアキン農園 ゲイシャ種

今回使用したのは生豆本舗で購入したコスタリカ産の生豆です。

COE(カップ・オブ・エクセレンス)とは

COEとは、各国のコーヒー品評会で上位入賞した豆に与えられる称号です。厳格なカッピング審査を経た最高品質のコーヒーのみが受賞できます。ドン・ホアキン農園はコスタリカのCOEで受賞歴を持つ農園です。

ゲイシャ種について

ゲイシャ種はエチオピア原産の品種で、パナマのエスメラルダ農園が世界に広めたことで知られています。華やかなフローラル・フルーティーな香りと明るい酸味が特徴で、スペシャルティコーヒーの中でも特に高価な品種のひとつです。生豆本舗の推奨焙煎度はハイロースト。

生豆本舗パッケージと計量

生豆アップ

生豆の下準備:ハンドピック

焙煎前に生豆の状態でハンドピックを行いました。欠点豆(割れ豆・変色豆・虫食い豆など)を取り除くことで、クリーンな味わいに仕上がります。

今回はCOE受賞豆ということもあり、もともとの品質が高く欠点豆は少なめでした。生豆は249gありましたが、ダメージ豆を取り除いた245.5gで焙煎を行いました。

欠点豆のアップ

焙煎前の計量

焙煎記録

使用機器・条件

  • 焙煎機:KAKACOO Coffee Roaster
  • 投入量:約245.5g(いつもより少なめ)
  • 推奨焙煎度:ハイロースト
  • 目標:ハイロースト

焙煎の経過

経過時間温度状態
投入時180℃焙煎開始
5分豆がふっくらしてきた印象
10分180℃チャフが出てきて香ばしい香りが漂い始める
14分201℃1ハゼ開始
約16分焙煎終了(ハイロースト)

「コーヒー焙煎の技術(旭屋出版MOOK)」を参考にして焙煎を行いました。COEの豆で購入量が限られていたため、いつもより火力を弱めに設定しました。1ハゼ後2分ほどで焙煎終了。仕上がりはもう少し早めに止めても良かったかもしれませんが、概ね狙い通りのハイローストに仕上がりました。

コーヒー焙煎の技術

コーヒー焙煎の技術(旭屋出版MOOK)

焙煎前後の重量変化

  • 投入量:245.5g
  • 焙煎後:209g
  • 重量減少率:約15%(ハイローストとして妥当な数値)

温度計で測定中

焙煎中の豆の様子

焙煎後の計量(209g)

焙煎後の豆アップ

今回使用したKAKACOO Coffee Roasterはこちらです。

KAKACOO コーヒーロースター

KAKACOO コーヒーロースター コーヒー焙煎機 小型業務用 家庭用 焙煎器 透明直火式 110V

パッケージ制作

使用したもの

アイテム入手先費用
チャック付蒸着SP袋銀ガス抜き付 120×200mm(50枚)PACKAGE LINK¥3,520(税込)/1枚あたり約70円
ラベルシール A4 光沢紙(5枚入り)ダイソー¥110(税込)
角丸パンチ(かどまるPRO / Kodomaru PRO)HIヒロセ(実店舗)¥1,188(税込)
インパルスシーラー PFS-200Amazon¥3,099(税込)(現在は¥4,000前後)
Canonインクジェットプリンター

ガス抜きアルミパック(類似品)

※チャック付蒸着SP袋はPACKAGE LINKのEC販売で購入しましたが、類似品は楽天で購入できます。Amazonでは類似品が見つかりにくいため楽天リンクのみ掲載しています。

ガス抜きアルミパック

バルブ付きアルミ保存袋 チャック付き コーヒー豆・茶葉用 ガス抜き対応

角丸パンチ(かどまるPRO)

※角丸パンチはHIヒロセなどの文具店で購入できます。Amazonや楽天でも取り扱いがあり、ネットの方が安い場合もあります。

かどまるPRO

サンスター文具 コーナーカッター かどまるPRO 3WAYコーナーカッター

インパルスシーラー PFS-200

※インパルスシーラーは購入時は3,000円程度でしたが、現在は4,000円程になっているようです。価格は時期によって変動しますので、購入時に最新の価格をご確認ください。

インパルスシーラー PFS-200

シーラー20cm 卓上インパルスシーラー溶着式 温度8段階調整

※ラベルシールはダイソーなどの百均で購入できます。


ラベルデザイン

ラベルデザインはChatGPTで作成しました。「高級感のあるデザインにしてほしい」とお願いしたところ、山のイラスト・金色の枠線を使った上品なデザインを提案してもらいました。「山のこころ / YAMA NO KOKORO」というタイトルに、COSTA RICA・DON JOAQUIN FARM・CUP OF EXCELLENCE AWARD WINNING COFFEEの文字を組み合わせた仕上がりです。コーヒーは世界各地の標高の高い山岳地帯で栽培されることが多く、その恵みに敬意を込めて「山のこころ」と名付けました。

また、ChatGPTから「角を丸くカットすると高級感が増す」というアドバイスをもらい、角丸パンチ(かどまるPRO)を購入して使用することにしました。実際に試してみると、四角いままと比べて見た目が格段に洗練された印象になりました。

表ラベルと裏ラベルの2種類を用意しました。裏ラベルには品名・原材料・生豆原産国・内容量・焙煎日・使用方法・使用上の注意・挽き方・焙煎者の欄を設けました。焙煎者の欄に自分の名前を入れられるのも、ギフトとして渡す際の特別感につながります。

表ラベル・裏ラベルのシート

Canonプリンターで印刷中

ダイソーのラベルシール

仕上げ:角丸カット→貼付→シーリング

印刷したラベルを**角丸パンチ(Kodomaru(かどまる) PRO)**でカット。角を丸くするだけで仕上がりが格段にきれいになります。

かどまるPRO

角丸パンチとカット後のラベル

アルミパックに豆を入れてラベルを貼付。インパルスシーラー PFS-200で口をシーリング。ガス抜きバルブ付きのパックなので、焙煎後のガスも自然に放出されます。

インパルスシーラー PFS-200

シーリング中

完成

今回は100g程度を入れられるサイズのパックを使用しましたが、実際には50gずつ小分けにして友人へ配布しました。シルバーのアルミパックに「山のこころ」のラベルが映えて、市販品と遜色ない仕上がりになりました。裏面には焙煎日・原産国・焙煎者名が記入されており、手作りながら丁寧さが伝わるパッケージです。

完成パッケージ(表裏)

完成パッケージ(正面)

友人に渡した反応

焙煎翌日に試飲してみました。フローラルで華やかな香りに加え、アーモンドのような香ばしさも感じられました。焙煎直後らしい力強い印象があり、さらに1週間ほど置くと味わいが落ち着いてくるのではないかと思いました。コーヒー好きの友人への手土産として6月初旬に渡しました。手渡しした際、「もう売っているの?」と言われ、市販品だと思ったそうです。それだけ見た目のクオリティが高かったということだと思います。「打倒COFFEE COUNTY?」と冗談を言われました。COFFEE COUNTYとは福岡の人気スペシャルティコーヒー店のことですが、喜んでもらえたようで嬉しかったです。COFFEE COUNTYに関しては別記事で紹介予定です。

自家焙煎したコーヒーをギフトとして贈ることは、特別感もあり相手にも喜ばれやすいと実感しました。

まとめ・かかった費用

今回のギフト制作でかかった主なコストは以下の通りです。

アイテム費用(概算)
生豆(COEドン・ホアキン 500g)¥7,458
ダイソーラベルシール A4(5枚)¥110
アルミスタンドパック1パック数十円〜

ラベルデザインはChatGPTで無料作成、印刷は家庭用プリンターで行いました。角丸パンチやシーラーは初期投資が必要ですが、一度揃えれば繰り返し使えます。

今回は友人へのギフト用だったため100g程度を入れられるサイズのパックを使用しましたが、複数人へ配るため1袋あたり約50gずつ小分けにしました。

今回は生豆500gを7,458円で購入していました。この記事で焙煎したのは、そのうち245.5gです。なお、生豆500gを全て焙煎した場合は約425gになる計算です。単純計算すると焙煎豆100gあたり約1,755円、今回は50gずつ小分けにしたため、豆の原価は1袋あたり約878円でした。

これにパック代(約70円)やラベル代を加えても、1袋あたり1,000円前後で作ることができました。市販の高級ゲイシャコーヒーと比べても、比較的手頃なコストで楽しめるのが自家焙煎の魅力だと感じました。

自家焙煎は「飲む楽しみ」だけでなく、「贈る楽しみ」もあります。特別な生豆と少しの工夫で、世界にひとつだけのコーヒーギフトを作ることができました。自家焙煎をしているなら、ぜひ一度試してみてください。